子どもの成長に欠かせないカルシウムをたくさん含む「牛乳」
家庭だけではなく、保育園・小学校の給食にも出るので、嫌いで飲まないと困りますよね。
牛乳を飲まない場合は、カルシウム不足にならない為に他の食品で補う必要があります。
今回の記事では牛乳嫌いの幼児が飲めるようになる対策と、他の食品でカルシウムを摂取する方法を紹介します。
★★もくじ★★
牛乳を飲まない!を克服する対処法とは?
まず、なぜ幼児が牛乳を飲みたがらないか考えてみましょう。
牛乳が嫌いな理由
子供が牛乳が嫌いな主な理由は「味が嫌い」「匂いが嫌い」「お腹がゴロゴロする」などです。
味が嫌い
牛乳はメーカー・銘柄によって味が違います。
牛乳の味は牛の種類・餌の違い・飼育の環境・季節によって乳質が変わる他、殺菌条件によっても風味が変化します。
2・3歳の幼児でも味の好みがすでにあって、子供によってこの牛乳は飲める。といった事もありますので、ご家庭の牛乳を飲まない場合は、色々な牛乳を試してみてはいかがでしょうか?
いくつか違う種類の牛乳を試してみても、どれも好きではない場合は何か混ぜて味をごまかして飲むという方法もあります。
牛乳に混ぜると美味しいのは?
- ココアで飲む
牛乳をレンジで温めてからココアの粉を混ぜるもよし、冷たいままでもちゃんと混ざる商品もあります。カルシウム・ビタミンD・鉄などの栄養分が入っている商品も多くあり、幼児の栄養補給にピッタリです。 - フルーツでスムージー
イチゴ・ブルーベリー・ラズベリーなど、好みのフルーツを牛乳と一緒にミキサーにかけてミックスすると飲みやすくなり、ビタミンも摂れて一石二鳥 - ハチミツを混ぜる
牛乳をレンジで30秒程温めてから、ハチミツを少し垂らします。加工ハチミツではミネラル成分が取り除かれていたり、砂糖が加えられていたりするので「天然ハチミツ」を選ぶようにします。
ビタミン類・ミネラル類がたっぷり含まれていて、美容・健康などに良いとされています。1歳以下のお子さんはハチミツにボツリヌス菌が混入していることがあるので、与えてはいけません。 - 黒糖きな粉
きな粉は生後7・8ヶ月頃から食べられ、たんぱく質・カルシウム・鉄分などの栄養が含まれているので離乳食に取り入れる事も推奨されています。
黒糖にもミネラルがたくさん含まれていて、優しい甘味があるので牛乳と混ぜると飲みやすくなります。牛乳に混ぜるなら、美味しい+栄養分となる食品を選ぶと良いですね!
料理に使うと牛乳を意識しないで摂取できる
- フルーチェ
牛乳と混ぜるだけで美味しいデザートが出来上がり! - 牛乳寒天
粉末寒天に牛乳を混ぜ、好きなフルーツを入れて冷やせば子供が食べやすいデザートになります。 - ホットケーキ
市販のホットケーキの中には牛乳を混ぜ合わせて作る物があり、牛乳の存在が気になりません。 - クリームシチュー・グラタン
牛乳を大量に使い、子供が好きなメニューでもあるので簡単に栄養を摂る事ができます。料理に牛乳を使って摂取させる方法は、牛乳嫌いの根本的な解決になりませんが、栄養を摂取する事はできます。
匂いが嫌い
牛乳独特の匂いが嫌いな人は大人でも多く、小学校で出てくる瓶詰めの牛乳を鼻をつまみながらイヤイヤ飲んだ記憶がある人もいるのではないでしょうか?
あの匂い、実は牛乳本来の匂いではありません!
スーパーで売られているほとんどの牛乳は「超高温瞬間殺菌」と呼ばれる方法で殺菌処理されていて、その過程で出る「加熱臭」が独特の嫌な臭いになっています。
牧場で絞りたて牛乳を飲んだ事はありますか?
牧場で作られている牛乳は賞味期限を長くする必要がないので「超高温瞬間殺菌」されておらず、嫌な臭いがしないので牛乳本来の甘さがあり美味しいですよね。
ですので、牛乳の匂いが嫌いな場合は、超高温殺菌殺菌をしていない牛乳を選ぶと匂いの問題は解決されるでしょう。
スーパーでもちょっと高いですが「超高温瞬間殺菌」されていない牛乳が売られているので試してみてはいかがでしょうか?
お腹がゴロゴロする
牛乳を飲むとお腹がゴロゴロして痛くなる場合、たまになら「体調不良」いつもなら、「乳糖不耐症」かもしれません。乳糖不耐症とは体質的なもので、酵素のラクターゼが欠乏しているために起こります。
幼児が乳糖不耐症の場合は、下痢と体重増加の遅れが見られるので注意が必要です。
園や小学校の給食で出る牛乳対策
給食で出る牛乳は嫌いでも飲まなければいけない事だってあります。
そんな時は、牛乳はぬるくなるとまずいと感じるので、冷たいうちに一気飲みすると何とか飲めたりします。
他には家庭で牛乳を飲む時に、最初は何か混ぜて飲んで慣れてきたら牛乳のみにして練習させるのも良いでしょう。
代替食品でカルシウム
カルシウムは牛乳でなくても、他の食品でもカルシウムが含まれている物がたくさんあります。
乳製品
牛乳にアレルギーがなければ、チーズ・ヨーグルトなどは幼児が食べやすい食品なので、摂取すると多くのカルシウムを摂取する事が出来ます。
小魚
幼児にオススメなのは「食べる小魚」いりこ・カタクチイワシなどが使われており、子供には塩無添加の商品がオススメです。
他にも、桜エビ・シシャモなども食べやすいですね。
大豆製品
豆腐や納豆などの大豆製品もカルシウムが豊富です。豆腐は色々な料理にアレンジしやすく、ハンバーグなどにも混ぜる事が出来るので重宝します。
粉高野豆腐も同じくカルシウムが豊富で、料理だけでなくデザートにも使用でき便利です。
野菜・海藻
ひじき・のりなどにもカルシウムが含まれているので、ご飯と一緒に食べやすいですね。
野菜でカルシウムが多いのは、小松菜・チンゲン菜・春菊・オクラ・キャベツ・ブロッコリーなど。
牛乳が嫌いでも、同じ量のカルシウムを摂る事は難しくありませんので、学校でどうしても飲まないといけない状況でない限り、それほど深刻に考える事はないのではないでしょうか?