アレルギー

ピーナッツアレルギーは治るの?

2019-08-05

近年増えてきているピーナッツ(落花生)アレルギー。様々な食品に含まれているので、気を付けなければいけません。
重篤な症状を起こしやすいピーナッツアレルギーを持つ子の親御さんは、大きな心配を抱えている事でしょう。

皮膚テストや血液検査の結果、陽性で食べた事がないけれど除去を続けている。実際にアレルギー反応が出て、除去を続けており、いつか食べれるようになるんだろうか?と心配している親御さんの参考になれば幸いです。

ピーナッツアレルギーは治るの?

卵・小麦・牛乳・大豆の食物アレルギーは小学校就学までに70~80%の児童が治ると言われていますが、ピーナッツの場合は10~20%程度しか自然に治る人がいないと言われています。

ですので「治る場合もあるけれど、大多数の人はピーナッツアレルギーは治らない」という事になります。

治ったかどうか確認するには

血液検査や皮膚検査の数値だけでは、食べても良いかどうか判断する事が難しいので、実際に食べてみて大丈夫かどうかを検査する事になります。
アナフィラキシーショックを起こす可能性が高いピーナッツアレルギーが治ったかどうかを確認する為に自宅で与えるのは危険ですので、「食物経口負荷試験」を実施している病院で実際に食べてみます。

全国の食物経口負荷試験を行っている病院の一覧が食物アレルギー研究会のサイトで見る事が出来ます。

全国食物経口負荷試験 病院一覧

食物経口負荷試験は保険適用?

2019年7月現在、9歳未満のお子さんは年に2回まで保険適用となっており負担が少なく安心です。

病院での食物経口負荷試験は安全?

2017年に米国で3歳男児が食物経口負荷試験により死亡しており、国内でも後遺症が残るような重篤な症状に陥った事例もいくつか報告されています。

一方で、複数の食物アレルギーがある子供が食物経口負荷試験で少しづつ原因の食べ物を食べる事により、アレルギー症状が出なくなるような事例もあります。

現在のところ「リスクを伴う研究段階の治療」とされているので、安全とは言い切れないところでしょう。

皮膚テストで陽性だけど実際に食べた事がない場合

ソバ・ピーナッツは強い反応を起こす事が多いので、怖くて食べさせた事がないと親御さんがいらっしゃいます。
実際に皮膚テストでは陽性反応が出た為に、ずっと除去をし続けてきたけれど学校に通うようになり給食で出されるので、実際に反応が出るのか知っておきたいという場合もあります。

皮膚テストで陽性反応が出たからといって、必ずしもアレルギー反応が出るとは限らず、食べられる事もあるのだそうです。一般的に数値が高い場合は食べられない事が多いとされています。

どの程度、気を付けなければいけないのか知る為にはやはり「食物経口負荷試験」で実際に食べてみないとわからないという事になります。

ピーナッツアレルギーを予防する為に

ピーナッツアレルギーの人が10人に1人の割合でいる欧米諸国では、近年の研究により「生後4ヶ月~1歳になるまでにピーナッツを定期的に与える事でアレルギーになる事を80%程度予防できる」という事が言われています。

ロンドンでの研究で、Gideon Lack教授により発表されたデータによると、イスラエルなどのピーナッツを小さい頃から食べる習慣がある国では、そうでない国(研究ではイギリス)と比べて10倍ピーナッツアレルギーになる確率が少ないとされています。

与える場合はピーナッツをそのまま与えると危険ですので、ペースト状になったピーナッツを少量だけ与えるようにしましょう。

この研究では1歳までにとなっているので、すでに1歳を超えたお子さんの場合はこの方法は有効ではないという事になってしまいます。

 

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