赤ちゃんが誕生し、産院から自宅に帰ってくると24時間無休の赤ちゃんとの生活が始まります。新生児は一日のほとんどを寝て過ごすので、快適&安全に眠りにつく事は大切な事ですね。夜間の間、添い寝にするか別々にするのか各家庭の事情によって異なるでしょうが、今回は添い寝について紹介します。
★★もくじ★★
添い寝とは?
添い寝とは、両親もしくは、片親と一緒に横になって赤ちゃんも寝る事を言いますが、和室・洋室など住居事情や生活スタイルにより、どの方法で添い寝をするか違ってきます。
両親もしくは片親と一緒のベッドもしくは布団
両親かどちらか一方が寝ているベッドや布団に赤ちゃんも一緒に寝る方法です。ベッドの場合は高さがあるので、両親の間に寝ていてもベッドから落ちる危険性があります。また、布団の場合でも、寝ているうちに親に押しつぶされたり、布団で窒息してしまう危険性があるので安全な方法とは言えません。
親のベッド・布団とは別にベビーベッド・布団で横に寝る
親の布団とは別に、通常は母親側の横に赤ちゃん専用のベビー布団で寝かせます。夜間の授乳がしやすく、赤ちゃんの変化に気付く事が出来ます。
ベッドの場合は親のベッドの横にベッドサイドクリブ(ベッドサイドベッド)を置いて寝ます。親と程よいスペースを確保でき、夜間授乳もお母さんがベッドから起き上がる必要がないので楽です。布団・親からの窒息の危険性もありません。
添い寝のメリット・デメリット
メリット
・母乳育児のお母さんが睡眠をとりやすい
添い寝のメリットは夜間授乳の時に、母乳の場合は寝転がったまま授乳する事が出来るのでお母さんが少しは楽です。粉ミルクの場合はミルクを作るのに起き上がらなければいけないので、このメリットは半減してしまいます。
・赤ちゃんが安心して寝る事が出来る
お母さんが近くにいる事で安心できるので、よく眠る事が出来ます。
デメリット
・幼児になっても一人でなかなか寝れない
赤ちゃんの頃からお母さんと居っしょに寝ていると、幼児になってもなかなか一人で部屋で寝る事に慣れてくれませんので、子供が目を覚ますとお母さんも気になって目が覚める事がある。
・お父さんも起きてしまう
赤ちゃんの泣き声でお父さんも目が覚めてしまい、翌日の仕事に支障をきたす場合も。
寝方次第でメリットにもデメリットにもなる事
・乳幼児突然死症候群(SIDS)の危険性
2014年のSIDSで亡くなった赤ちゃんのうち69%が添い寝をしていたというアメリカの小児科学会が出したデータがあります。これは、両親と同じベッドに寝ていた時に起こっています。逆に両親と同じ部屋で別々の布団・ベッドに赤ちゃんが寝ている場合は赤ちゃんがうつぶせ寝になっている事に気付きやすく、SIDSの危険性が下がります。
【まとめ】赤ちゃんと安全に添い寝するベストな方法は?
ベッドの場合
親のベッドの横、もしくは同じ部屋のちょっと離れた場所にベビーベッドを置いて赤ちゃんを寝かせます。寝室に赤ちゃんのベッドを置くスペースがない場合は「ベッドインベッド」を両親の間に置いて、親の腕や身体で赤ちゃんが押しつぶされないようにして寝る事も出来ます。
布団の場合
親の布団の横に赤ちゃん専用の布団を敷いて寝ます。
各家庭の事情によって、快適で安全な添い寝方法が違いますので、ご両親でどうするか話し合ってみて下さいね。