赤ちゃんのあせもで小児科・皮膚科に行くと、症状によっては「ヒルドイド」を処方される事があります。
ヒルドイドは保湿目的で処方されるのですが、稀にあせもがひどくなったり、湿疹ができたりするようです。
肌の弱い息子に使ったところ、あせもの赤みが広がったようになってしまいました。
★★もくじ★★
小児科・皮膚科でのあせも治療
あせもの種類
あせもには2種類あります。
- 水晶様汗疹
- 紅色汗疹
「水晶様汗疹」の場合は、汗をこまめに拭いたりシャワーで洗い流してあげたりして清潔にしていると自然に治っていくものですが、赤いブツブツが出来る「紅色汗疹」の場合は痒みがあるので、掻き壊したりしてひどくなる事があります。

素人目にはわかりにくいので、赤いブツブツ状のものができたら先生に診てもらった方がいいと思います。
小児科・皮膚科で処方される薬
あせもで痒みがある時は、症状に合わせてステロイド、もしくはかゆみ止めが処方されます。
ステロイドと聞くと「怖い薬だから使いたくない」という保護者の方もいるでしょうが、短期間使用なら大丈夫と言われています。
あせもから細菌感染してしまっている場合は、抗生剤の軟膏を処方されます。
あせもが酷くなってから使うよりは、早めに短期間で治した方がいいと経験から思います。
あせもにヒルドイドが処方される理由
あせもが出来ている部位が乾燥している場合は、保湿剤として「ヒルドイド」を処方される事があります。
あせもは汗がたまって皮膚が炎症する事が原因ですが、肌のバリア機能が弱っていると、あせもが出来やすいので保湿をする事も大切です。
ヒルドイドとは?
ヒルドイドとは、医療用医薬品の保湿剤です。
ヒルドイドにはヘパリン類似物質という成分が含まれていて、肌内部の角質層まで浸透し高い保湿効果が期待できます。
【ヒルドイドの効果】
- 保湿効果が高い
- 血行促進作用
- 肌の炎症を抑える効果
ヒルドイドの副作用
ヒルドイドに大きな副作用はないとされているものの、まれに「皮膚刺激感」「かゆみ」「赤み」が出ることがあるとのこと。
参照元:SOKUYAKUメディカルコラム
ヒルドイドが合わない人もいる
ヒルドイドに含まれる「ヘパリン類似物質」が肌に合わない人が、赤ちゃん~大人までいてるようです。
副作用は「まれ」とされているので、ほとんどの赤ちゃんにヒルドイドは問題なく、医師の診断で処方されたのなら「あせもに塗っても大丈夫」だという事になります。
我が家の息子のようにアトピー体質で敏感肌の赤ちゃんは、合わない可能性もあるでしょう。
いづれにせよ、試してみないとわからないので、小児科・皮膚科で相談しましょう。
あせもが出来た息子に処方されたヒルドイド
息子にあせもが出来たのは夏で、ステロイドと泡状のヒルドイドを小児科で処方してもらいました。
息子の膝裏、あせもなのか湿疹なのかよくわかりませんでしたが、先生の診断は「あせも」でした。
お腹全体にも、赤いブツブツが出来てましたが、ステロイドを塗って2~3日で治り再発なしです。
ヒルドイドは一番さっぱりタイプの泡フォームを処方してもらいました。
保湿力はクリームタイプより低いのですが、夏なのでサラリとした使い心地の保湿剤をということで。
弾力のない泡で、水っぽい感じです。
塗りやすく軽めのテクスチャーで良かったのですが・・・ヒルドイドを塗ってすぐにひどくなったので、使用をやめて桃の葉ローションを使いました。
まとめ
ヒルドイドは赤ちゃんのあせも治療によく処方されるのですが、合わない子もいるので、使って赤みが増したり、痒がっているなら使用を中止して、お医者さんに診てもらいましょう。
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